2014年都知事候補に送った公開アンケートは下記の通りです。
選挙でお忙しい中失礼いたします。
私達は、「京王線の地下化と緑の街づくりを進める会」と申します。世田谷区、杉並区の住宅地を走る京王電鉄京王線の連続立体交差事業は、平成24年に2線高架2線地下で都市計画変更が決定されました。
しかし、私たちは住宅地を走る京王線は騒音のない地下方式にして、地上は防災緑道にする事を強く望んでおり、地下化を実現するよう新都知事のご御英断を強く期待しています。
つきましては都知事候補のお考えを伺い、投票の参考に致したく、アンケートを送付させていただく次第です。
ご回答頂いたアンケートはホームページ、ブログに掲載し、会員や京王線沿線住民の参考にしていただこうと考えています。
ご多忙中とは存じますが、ぜひ京王線連続立体交差事業に対するお考えをお伺い致したく、ご回答方よろしくお願い申し上げます。
《アンケート本文》
(質問1)
京王線笹塚~つつじヶ丘間は今から45年も前の昭和44年に都市高速鉄道第10号線の一部として,4線並列高架式で都市計画決定され、平成24年に2線高架2線地下で都市計画変更が決定されました。
しかし東日本大震災を経験し、首都直下型地震の備えが必須とされる今、私たちは、既に地下化された新宿と調布間を、防災に優れ、騒音の無い環境・景観に優れた完全地下方式で結び、鉄道跡地を防災緑道にすべきと考えます。
私たちは、踏切解消と住民の安全、環境確保の両立と早期実現を強く望んでいます。
そこで伺います。
京王線新宿~調布間は、45年前の高架計画を引き継ぎ高架で建設すべきと思いますか。それとも直下型地震の発生が確実視される今、地下方式にして地上を防災緑道にすべきと思いますか。
1.首都直下型地震に備え、地下方式で建設し、地上は防災緑道にして踏切解消すべき。
2.防災緑道は必要ないので、45年前の高架計画を引き継いだ高架方式で踏切解消すべき。
3.その他
(以下自由記入欄)
(質問2)
今回の都市計画変更に際して、住民からは2,838通の意見書が出され、84%の2,394通が高架反対でした。
また都民の意見を聞く会では17名中88%の15名が高架反対を主張しました。
それにもかかわらず、行政はこれら住民からの9割近い高架反対意見に回答する義務は無いとし、「聞き置く」のみで住民合意も無いまま事業が強行されようとしています。
都市計画審議会も数名の市民、当て職とも言える有識者、議員からなり民主性や代表性に程遠く、議会の代わりにもなっていません。
そこで伺います。
住民の生活を根本から変えてしまう都市計画、公共事業は、より多く、より広く市民の意見を確認し調整して、高い公共性を作り上げる制度に変わるべきと思いますが、いかがでしょうか?
都市計画決定の仕組みは
1.市民の参加や市民主体の都市計画になるよう民主主義にふさわしい制度改定が必要
2.行政は無謬だから現状のままで良い
3.その他
(以下自由記入欄)
(質問3)
京王線に並行する甲州街道は1964年東京オリンピックのマラソンコースでした。京王線はこのオリンピックメモリアルロードに並行して走っています。
そこで伺います。
京王線の連続立体交差事業は、工期が短い地下化方式にして、鉄道跡地は1964年オリンピックメモリアルロードにつながる憩いの緑道、災害時は防災道路になる、2020年東京オリンピック記念の「緑の回廊」にすべきと思いますが、いかがでしょうか。
1.京王線を地下化して鉄道跡地は緑と防災の2020年東京オリンピック記念回廊にするべき
2.新宿~調布間は2020年東京オリンピックに関係ないから工期10年とされる高架鉄道工事中で構わない
3.その他
(以下自由記入欄)
以上、よろしくお願い申し上げます。
京王線の地下化と緑のまちづくりを進める会